エア切れにならないよう残圧計をこまめに見る事で予防
トラブルの中で危険度が高いのが、「エア切れ」です。ただバディが近くにいる時や比較的浅い水深(6~9m)くらいであれば、オクトパスブリージングやコントロールされた緊急スイミングアセントを使って浮上することができます。エア切れはなさそうで、ごくまれにあることがあります。また自分のバディがエア切れになる場合もあるので、日頃から対処方法を確認しておくと、いざというときに安心ですね!
残圧計を見ずにダイビングしていたら「エアが0」なんて経験がありませんか?エア切れにならないよう、頻繁に残圧計を見る癖をつけてもらいたいのですが、もしエア切れになっても対処方法はあります。近くにバディがいる場合は、相手のオクトパスを貰うのが一番簡単です。エアを貰った人は与え手と離れてしまうと口から2ndが外れてしまうので、相手のどこか一部(腕やBCDが一般的)を持ち、しっかりコンタクトを保つことが重要です。
近くにバディがいない場合は、一人で上がるのですが、浮上時に息を止めない様にしましょう。ポイントは「吐き続ける」と「ゆっくりと浮上する」の2点です。
【コメント】
浮上後は、吸気ボタンを押してもエア切れ状態では空気が入らないので、オーラルインフレーションでBCDを膨らませましょう。手順は排気ボタンを押しながら吹き出し口に口を付け吹き込みます。吹き込んだ後は排気ボタンを離してエアが抜けない様にします。これを数回繰り返し水面での浮力確保をします。また緊急時は、腰に巻いているウエイトベルトを水中に落とす「ウエイトドロップ」でも浮力確保はできます